髪型の歴史〜日本史+〜

いままで語られてこなかった日本史と世界史の『髪型』を徹底的に解説、考察していきます!

長角ミャオ 中国 貴州省

今回ご紹介するのは、中国貴州省の山間部で暮らす民族「ミャオ族」です。

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はい。いつもの恒例の南部で雲南省のお隣ですね!ほんと中国南部行きてー!!(笑)

 

このミャオ族の女性の髪型がほんとすごいんです!!

おそらく一度見たら絶対にわすれません!絶対に…

 

それでは、こちらです!ドンっ!!

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で、で、で、で、デカイっっ!!!

 

ええ。そうなんです!これは髪の毛なんです!!

とは言え、地毛ではないんですね。

この被り物の髪は一体何なのかといいますと、先祖の髪の毛の束だそうです。もちろん長さは数メートルにも及ぶそうですね。(パッと見2mはありそうです。)

普段から朝起きたらこの髪型をするわけではなく、正装という感じみたいですね!

特別な日や来客が来た際、またはお邪魔する際にこの髪型にするようです。

いや〜大変でしょうよぉ〜…重そうだし。

 

それでは、作り方の行程も見てみましょう!

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まずは、地毛で後ろにお団子を作り土台になる部分を作っていきます。

そのお団子に「長角ミャオ」の由来でもある長角を括り付けていきますね!

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そこから前に後ろに長角にグリグリに巻きつけていきます。

(基本的には一人で巻きつけます。)

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最後はこちらの白い布でしっかり固定して、

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完成でーす!!

いや〜ほんと大変そうです!そして斬新すぎるっ!!

よーく見るとこの先祖の毛は細かーく三つ編み?(四つ編み?)の束になっていますね。

おそらく衛生状態はあまり良くはなさそうなので、毛は切れやすく脆いと思うのでしっかり細かく束が丁寧に作られているのが印象的です。

後世への想いや愛みたいなものが伝わってきますね!もちろんこの子たちも、後にこの毛の束の一部になっていくのでしょうし。素敵な文化です!

衣装もほんと美しいし、みんないきいきしていますよね!

 

ちなみに『ミャオ族』とざっくり言っていますが、地域によっても習慣は違います。

なんなら1000万人ほどミャオ族だけでいますからね!(東京都の人口くらい)中国はでかいよ〜!

 

大角ミャオ

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こちらは、上のほうに角をつけて巻く毛も少なめですね!

 

冠を被るだけのパターンもあります!

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ちなみに男性は、

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周りは短く切って、トップ部分だけ残すワイルドなお団子スタイルですね!

どうやら中国最古の髪型で「戸棍」と言うそうです。

とてもありえないのが、鎌で髪の毛を剃るんですってよぉ!

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怖すぎ〜〜〜〜〜〜!!!

なんならちょっと錆びてないっすか!?絶対痛いよこれ〜泣

 

そして、こちらが昔の1910年頃撮影されたミャオ族の女性たちです。

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グリグリになってるぅ〜〜!

どこの地域のミャオ族かはわかりませんが、この頭を尖らせているのが結婚をして子供がいる証だそうです。

上に巻いている髪の毛は、長角ミャオの毛に質感は似ているので、先祖から代々受け継がれた毛で作られたものを巻いているんだろうと思います。

若干見えづらいですが、地毛の部分はトップにお団子にしてまとめた上で、土台にしグリグリに巻きつけているのかなと思われます。もしかしたら地毛の土台の上に「角(木)」を刺して高さが出るように固定しているのかもしれませんね!

もはやカッコイイ!

 

と、まあこんな感じでザックリですが『ミャオ族』ご紹介してきたわけなんですけれども、ほんと魅力的ですよね〜!

ミャオ族は、中国に住んでいる方が多数ですが、中国南部近辺のベトナムラオスにもミャオ族は暮らしているそうです。ミャオ族に関しては、歴史的にもわかっていない事が多く、一説には1000年ほど前から続いているのはないか?との意見もあるそうで…まあ幸せに今を生きていればそんな事どうでもいいよな!

限られた文明の中で、脈々と受け継がれる想いが、何も変わらぬ人々へ何百年も繋がっていくんだね。

幸せってそんなところにあるのかもな。

 

本当に、ここは絶対に行きたい場所ですね!っていうか近々行ってやるぅ!!