日本のシャンプー(洗髪)の始まりは、6〜7世紀頃だと言われています。
(もうちょい前からやってそうだけど…一応)
仏教の伝来によって、仏に仕える者は心身を清めなければいけないということで沐浴のために寺院に浴堂が設けられたそうです。
(バリ島の寺院での沐浴風景)
そこで髪も洗うという『洗髪』ってやつが始まったんですね〜。ちなみに植物の実などがシャンプー剤の代わりとして使われていたそうな。
いや〜、歴史的瞬間でしたね〜!だって髪を洗うという概念が無かったんですもの!
しかしながら気になるのが、頭皮の臭いや体臭は気にならなかったんですかね?
気にする事が無かったのか、臭いありきだから気にならなかったのか…
謎が深まりますね。
髪型やファッションはすごいこだわっていたのにねぇ〜…
もちろん、ほぼ毎日シャンプーするっていう習慣が定着したのは、ずっとずっと先の未来の1980年代以降です。最近です!!(笑)
なんか当たり前になっている習慣だとほんと不思議なものですよね〜。
ちなみにこの頃、シャンプーをするようになったとはいえ、数ヶ月に一回程度だったでしょうね。
ただ、この時代以降、髪を洗うという事は、本当に大事な要素になってきます。
綺麗であり続けるために、髪も美しく保つ必要がでてくるのです。
スーパーロングに伸ばし、結ばなくなるので髪型の歴史上「平安時代」は大きなターニングポイントを迎えていきます。
平安時代のシャンプー頻度は月に1〜2回まで増えました。(貴族女性のみ)
現代じゃ考えられないのが、洗髪休暇というものがあったそうです。
とても髪が長いので、髪が乾かないんですよ…もちろんドライヤーないですしね。
1日2日かけて、お付きの人が丁寧に髪を梳かし続けるという乾かし方ですね。苦行です…ブラックもブラック!!
そもそも梳かされ続ける方も辛いですし、梳かす方も辛いですよね!(笑)
まあ、その「美」への努力もあって今日を迎えたわけですが…綺麗を保つのも本当に大変です。
ちなみにシャンプーをしていい日ってのも決まっていたらしく、占い?で決めていたようです!
中国から入ってきた文化で風水?的な方角?的な方法だったのではないでしょうか。
髪洗うくらい、いつでもいいじゃんねぇ〜〜!!
まあそれだけ、洗うという行為は神聖なものだったのでしょう。
紫式部のベストセラー「源氏物語」でも語られていますが、9月10月は髪を洗う事自体、ダメ月間だったようです。
なんかいろいろ訳分かんなくなってきたので、まとめます。
平安女子は、美貌を保つために髪の毛へのケアを怠らなかったけれども、髪の毛を洗うのが本当に大変で、しかも日を選んでしか洗えなかった…ということですね。
ローマは1日にしてならず。