古墳時代、(大和時代)は3世紀半ば~
これまた謎の多い時代ですね。本当に縄文から弥生、古墳あたりの時期はロマンがあります。もはやロマンしかない!泣
古墳時代は、その名の通り古墳が作られ始めた時期であり、王族や貴族などの地位も確立され始め、大和政権が倭国の統一政権になったそうです。
後に、現在の朝鮮と戦ったり?いろいろあったりなかったりと…まあ結局、歴史的にはあんまりわかってないみたいです。
空白の4世紀という、全く情報のない100年間もあったり、時代背景も発見されていない物も多く謎の多い時代でもあります。(ONE PIECEかよっ!ってツッコミたくもなりますが、事実です。)
ということで、この時代を解き明かす大きなヒントになるものが、こちら!
埴輪です!!
現在、当時の生活をイメージするものとして一番参考になる造形物でしょう。
埴輪を見ていると古墳時代は、
当時使用されていた装飾品や中国から見た倭国の資料を読み解くと、フ
髪型「美豆良」「古墳島田」はなかった!??
現在語られているこの時代の髪型は、
対して女性の髪型は、
あとは、古墳島田(
おそらく埴輪から連想するに、古墳時代前期~が古墳島田、中期、
さて、ここで考察しなければいけないのが、
これを髪型と捉えた絵などが現在たくさん描かれています。
この「古墳島田」というスタイルは、とても美しくクオリティ
がしかし、そもそもこれは髪なのか?もしや、
埴輪の全体的なバランスで見ても、
そして埴輪自体は、とても緻密に繊細に作られているのに、
髪型というより、ただ板が乗ってるような…
逆に、帽子?被り物らしきものが明確に造られている埴輪もたくさんいます。
様々な埴輪の種類を見ていると、明らかにいろんな形の物を被っています。
みんな個性のある髪型という事なのか、
いやいや!!もはや髪型ではなく、被り物にしか見えません!
そこで、これらを被り物という仮説を立てて、
↑この2つは、議論の余地なく兜だよね。
この当時使われていた物によく似ていますしね。
(↑この兜のつばは、キャップの原型だな!ニューエラだよ!)
お次はこちら!
王冠っぽく見えますよね!さすがにツンツンヘアの髪型ではないよね!?
でもこの写真の、
これは髪っぽいですね!おそらく垂髪のツインテールにしているのでしょうね。
あとは、これなんかも髪っぽいです。
横から見てみましょう。
完全に髪の毛っぽい表現ですね。ロングヘアーがトレードマークの方でしょう。あとは確実に帽子らしきものを被っています。
お次は、謎の一枚。
完全にハットを被っています!いや、この高さシルクハットですね。
そして、この毛先らしき部分ですね。
コレは、一体なんだ!?なんなんだ!?途中までは確実に髪ですよね。(ハンマーにしか見えない。)
毛先に何かつけてるのか?不動明王も葉っぱ付けてたし飾りってこともありえるのかな!?
さすがに毛先のパーマ中じゃないよね!?
っぽいちゃあ、それっぽいね。(笑)
そして改めて、最初の写真を見てみましょう!
これ髪に見えます!?髪ではない何か被り物にみえますよね。
逆に、この髪型を当時作れたら本当にすごいことです。
現代でもこのセットをしようと思ったら、ハードスプレー何本必要になることか…
当時のスタイリイング剤事情を考えると 、まあ難しいでしょうね〜…
ということで、現在語られている古墳時代の女性の髪型は、『ありえない!』ということです。(上の2体の埴輪は女性と言われています。)
これは、髪型ではなく被り物ということで断言致しますっっ!!
むしろ、なぜそれを『髪型』だと言い出したのかが不思議でなりません。
もはや作り方まで解説されていたりします。
いとも簡単に作れるように描かれていますが、現実的に考えても、物理的に考えても、この髪型は容易にはできないです。
おそらく髪の毛を知らない方がこのように考えたのでしょうが、髪の毛は1本1本独立し、髪型として形成されていくものです。
まるで「紙」を丸める感覚で作られていると思われるのは、本当に残念でなりません…
しかし、下の写真のこの部分は、髪に見えなくもないです!
(現在は、逆にこの丸い部分を飾りと言われています。)
というのも、後の飛鳥時代、奈良時代あたりから、このトップで輪っかを2個作るスタイルが流行するからなのです!
おだんごのような、この髪型がこの時代からあっても不思議ではないかな〜とも思いますね。
この研究を通して、古墳時代の本当の髪型を、見つけていきたいと、心から思っております。
まとめ
おそらくこの時代に多かった髪型は、ツインテールのように2つに結んでいるか、おだんごのようにあげちゃうのが多かったのではないかなと思われます。
あとは、帽子のような物を被る機会?が多かったのではないのかなと思います!
機会というよりも日常的にかぶる習慣があったというところでしょうね。
長くなりましたが次回は、もっとさらに掘り下げて考察してみたいと思います!
今回ご紹介した埴輪さん達は、こちらにいらっしゃいます。