世界の髪型美術館〜髪型の歴史〜

いままで語られてこなかった日本史と世界史の『髪型』を徹底的に解説、考察していきます!

飛鳥時代 2 インタビュー記事

飛鳥時代といえば、奈良県の明日香村にあります「飛鳥資料館」!

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こちらの専門家の方へ、いくつか質問させていだきましたので記事にさせていただきます。

謎が多すぎたために、ど〜しても気になった烏帽子らしきものについて。

 

1、高松塚古墳に描かれた男性が被っている物はなんですか!?

 

2、あれって烏帽子的なやつっすか!?

 

3、現在までに、この時代に被っていたと思われる烏帽子や髪飾りなどの装飾品が古墳等から発見されたりしましたか?

 

4、もしあればどんな物だったのか教えて下さいっっ!!

 

とまあこんな感じで質問させていただきました。

本当にお時間ない中でとても丁寧にご返答いただけましたのでご紹介させていただきます。本当にありがとうございました!

 

1、現在考えられているのが、漆紗冠(しつしゃかん)という物だそうです。

漆塗りの薄い冠のようで、後の平安時代に被られる冠の原型ですね。

 

2、烏帽子は、私服の時に被る用で冠は公用というふうに、当時は使い分けされていたようです。なので近いものっちゃ近いものだし、違うっちゃ違う物みたいですね。

貴族だけでなく、庶民の間でも麻製のものを被っていましたが、中世末期頃には、庶民は被らなくなり、貴族が被っていた物も、紗製から紙製へと変化していったようですね。

 

3、4、完形としては今の所出土していません。

 

 飛鳥資料館にある「石人像」もこの帽子を被っているようです。

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 アップで

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ん〜。なんとも印象派な作品ですね。

確かに壁画の男性にとても似ている帽子ですね。

まあ結局わかりません!(笑)

 

後の長岡京の時代に使われていたとされる漆紗冠は、2013年に出土されたようです。参考までに。

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こんな感じに似てたのかな〜。

やっぱドゥーラグではないけどドゥーラグみたいなもんですね!(笑)

 

飛鳥資料館様本当にありがとうございました!!