世界の髪型美術館〜髪型の歴史〜

いままで語られてこなかった日本史と世界史の『髪型』を徹底的に解説、考察していきます!

アタヤル族(タイヤル族) 台湾 

今回は、お隣「台湾」に住む『アタヤル族』の美容文化についてご紹介していきたいと思います!

 

今回もアイヌ民族マオリ族に続くシリーズ物になります。

 

先に言っておきましょう…さほど髪型に関しては触れません!笑

もはやタトゥーブログと化してしまいそうですが、大きく見れば女性の美容文化ですから!

世界中の女性の美しさをお伝えする。

…心穏やかにご覧ください!

 

アタヤル族とは別名タイヤル族とも言います。

台湾の北部に住んでいるそうです。

一応現在も暮らしているそうなのですが、民族衣装や風習などは、イベント時だけのようです。

ちなみに日本でも有名なビビアン・スーさんはタイヤル出身だそうです!

懐かしい!

 

そんなタイヤル族もやはり独特な美容文化を持っています。

こんな感じです!

おでこの中心に真っ直ぐと耳付近から口を通って、湾曲しながらタトゥーが入っていますね!ちなみにこのタトゥーのことを『紋面』と言うそうです。

 

他には、

アップで見ると、すごく細かい紋様がはいっているのがわかります。

 

髪型に関してもこちらの写真を見ると、

すごく手入れがされていて、綺麗にセットしてますね!美意識が高い!

 

そして何より民族衣装がとにかく綺麗ですよね!

アクセサリーも素晴らしいです!

そして注目していただきたいのが、頭につけているヘアバンド(ターバン)

細工が細かくて超オシャレです!カラフルなビーズで彩られていてとてつもないこだわりを感じます!!

何歳なってもやっぱ可愛く見られたいよね〜!

やはり、あるあるなのがこのタトゥーになんの意味があるのかわからないそうです。

 

皮肉なのが、台湾を日本が統治時代に日本政府がこの紋面を禁じたそうです。

確かに日本そういうのやりがちだよね〜!笑

明治政府あたりから「変な風習撲滅運動」が盛んだったし…

なんか少し残念ですよね〜。

台湾にはたくさんの民族が住んでいます。もちろん現在は普通の暮らしをしていますが、それぞれの出生のアイデンティティを大事にして生きているんだな〜と感慨深い気持ちになりました。

きっと日本もたくさんの民族が住んでいたはずなのに、同じ日本人というカテゴリーの同一民族化されてしまったのがある意味では悔しい気もします。

 

そりゃあ良い意味では差別が少なく、良い事もあるだろうけどね〜。

 

ちなみに男性の紋面はこんな感じです。

ワイルドな感じですよね〜!ちょっとタトゥー部分が見えづらいので絵で見てみましょう!


おでこ部分と口の下に1本づつ入ってますね。

やはり男女で入れ方が違うのは、世界共通なんですね〜!

 

ちなみにタイヤル族の男性には、とても恐ろしい「首狩り」という風習がありました。

読んで字のごとく、男性は成人になるための通過儀礼として敵の首を狩っていた様です。

そこで初めて男性は顔にタトゥーを入れることができるようになるとかならないとか…

なんか…思った以上にワイルドでしたわ…

意外と当時の日本良いことしたんじゃないかとすら思ってきた!笑

 

いや〜、タトゥー文化は本当に根強い!

おそらく何千年単位で受け継がれ伝承されてきたんでしょうね。

場所や形は違えど本当にみんな似てます!

 

 

アジア近郊のタトゥー民族ブログシリーズまだまだ続きます!!

 

ではまた!

 

 

 

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