世界の髪型美術館〜髪型の歴史〜

いままで語られてこなかった日本史と世界史の『髪型』を徹底的に解説、考察していきます!

古代エジプトの髪型 前編

世界の髪型の研究をしておりますが、正直に言うとこの『エジプト』というテーマには蓋をしていました。

なぜならあまりにも情報が膨大すぎて、どこから手をつければいいのかわかりませんでした…

古代エジプトの基礎知識も乏しい中で、安易にこの大きなテーマに触れてはいけないと思っていたからです。

しかし、この度エジプト人のハリームさんと出会う事ができ、一気にこの壮大なテーマに立ち向かう事ができました!本当にありがとうございましたっ!!

もちろん今回知った事、解明できた部分は、ほんの氷山の一角でしかない事でしょう。

まだ、私自身エジプトにすら行った事はございません。

これから実際に現地に行き、たくさんの歴史を勉強していこうと思っております。

はやくコロナ終われぇ〜〜〜〜〜〜〜〜!!

 

f:id:camdentown2012:20210108152824j:plainカイロ博物館

 

 

だいぶ前置きが長くなりましたが、はじめていきます!

まず古代エジプトとざっくりした言い方をしておりますが、紀元前3000年ごろに始まった第1王朝とされる部分からスタートしていきます。(諸説あり)

まあざっと5000年前ですね!中国の4000年よりも永いです!

日本では、以前にもご紹介した縄文時代ですね!

こんな古い時代の人たちの髪型なんてどうやってわかるの!?って思われるかもしれませんが、わかるんです!!

そもそも当時のエジプト自体の文化の発展具合ったらとてつもなくて、絵や壁画、彫刻もごっそりあるんですよ!

そして何より、ミイラがあるのです!!

 

髪の毛というのは不思議なもので、朽ちません。

なので基本的には保存状態さえよければそのまま残ります。

ミイラとして残された人々にも、当時のままの髪型が残っているのですが、それが本当に美しいいんです!泣

(後ほど写真を見ながら説明していきます。)

 

あとは、カツラや頭につける装飾品、冠などがたくさん出てきます!

こんなんとか、

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こんなんとか

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多種多様な、たくさんのカツラが出てくるそうです!

 

しかしこれらのカツラがいつ頃使われていたのかはわかりませんが、かなりクオリティが高いのがわかります。

おそらくですが、これを着けていた人種もそれぞれ違う気がします。

上の1枚目の写真は、ヨーロッパ系(ギリシャ)の女性のもので、下の2枚目の写真はエジプト人などアフリカ系の女性のものじゃないかと思われます。

今回インタビューを通して初めて知ったのが、エジプトを統一していたのがエジプト人だけではなかったという事でした。

たくさんの国や地域の人種と戦い、その都度エジプトを収めている国が変わっていったそうです。

ですが、どこの国や人種がエジプトを支配しても、エジプトの文化を継承したようなのです。

なんだかとても不思議な感じですよね〜。支配したなら自分の国の文化を押し付ければよさそうなのに…

そこまでしてもエジプト国民をリスペクトし健全な国の運営をしたかったのか?革命が反乱が怖かったのか?謎が深まるばかりです。

 

これらの情報で個人的につじつまがピタッとハマりました。

ず〜〜っと不思議に思っていたのが、ミイラの髪型なのです!

こちらをご覧ください!

っとその前に、現在のエジプト人の髪質をご覧ください。

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ハメド・エルネニー(アーセナル所属)

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髪を伸ばしてクリクリドレッドセットするとこんな感じ。

男女共に髪のクセはかなり強めです。

 

(この先↓若干怖めなミイラの写真がありますので、苦手な方は飛ばしてください。)

 

 

 

 

 

 

1.

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2.

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 1と2の写真を見るとそれほどクセは強くなさそうですよね?

1の写真に関してはそこそこクセは強いもののアフリカ系のクセの強さとはまた違う感じがします。

どれだけ頑張って伸ばしてもここまでは伸びなそうですね。

2の写真に関しては、ほとんどクセがなくもはや相当オシャレなロングスタイルになっていますね!

 おそらくこの2つのミイラはアフリカ系の人種ではなくヨーロッパ系もしくは西アジア系の人種ではないかな?と思われます。

1のミイラは、エジプト人とヨーロッパ系の人種との混血の可能性も十分にありえると思います。

 

そしてお次の写真は、

こちら!

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ネシタネベトイシェル

 

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ラムセス2世の娘のミイラと思われるミイラ

 

こちらのお二人の写真は、アフリカ系の女性のミイラです。

髪質を見てもだいぶ髪の毛の癖が強いのがわかります。
 3の写真は、おそらくもう少し髪が長かったのではないかな?と思われます。

実物を見ていないのでなんとも言えませんが、不自然に髪が切れちゃっている部分もありそうなので、保存する過程やなんらかの理由で切れてそうです。

しかし意図を持って髪を伸ばして、髪型として成立していたのは言うまでもないでしょう。とても強いくせ毛でも頑張って伸ばしてオシャレに美しく見えるように努力していたのは伝わってきます。

4のミイラは、劣化がとてもひどくわかりずらいですが、生え際を見ると、とても強い癖なのが見て取れます。

上の写真のサッカー選手のようにドレット状にセットしていたようにも見えますので、さすが王女だけあって髪型へのこだわりも感じます!3000年以上前でこのスタイルなのでほんとすごいです!

ちなみにこのドレッドの作り方はこんな感じです!

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地毛を頑張って伸ばしこの箸みたいな物に丁寧に巻きつけていきます。器用だね〜!!

日本人が10cm髪の毛を伸ばす労力とアフリカ系の方が、10cm伸ばすのは実質倍くらい時間がかかります。伸びる速度は一緒でも見た目の伸びは半分以下くらいです。

 

 そしてお次の写真は、

5、

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こちらの写真を見たとき本当にビックリしました!

向かって左側の髪が、ボコボコしてて気持ち悪いように見えるかもしれませんが、実はこれは、エクステ(付け毛)なんです!!

現代でも、若い女子たちの間で付けている方もちらほらいるかと思います。

黒人女性の間でも未だにマストアイテムですね。

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ミイラのエクステを見ると本当に細かく丁寧に編まれているのがわかりますね。

本当にすごい職人技だと思われます!

むかって右側の包帯?で巻かれてある状態の髪を見ると、エクステ部分すらも綺麗にミイラとして残そうと保存されたのがわかると思います。

(包帯を解くと左側のエクステの束が出てくるという事ですね。)

髪の毛って本当に大事にしていたんですね!

 

そう考えると、アフリカの各地でも何千年とこの文化が残っているのでしょうね。

camdentown2012.hatenablog.com

 

 

今回動画のために、mummy  tanaka先生にミイラの絵を描いていただきました。

 

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むちゃくちゃ上手ですよね!!?
もはやミイラよりもミイラ!

 

 

ちょっと長くなってきましたので、もう一本続きのブログを書かせていただきます!!

 では、次回もご覧ください!!