変革を迎えた男達ということで、この時代に輝いた、激動を生き抜いたカッコよすぎる男達をご紹介していきたいと思います!
明治といえばこの男!もはや歴史上一番カッコイイんじゃないかな!?
私個人的にはNO.1イケメンです!
山岡鉄舟(やまおか てっしゅう)さん
この時代では珍しい身長188cmもあったそうです。剣の達人で、人望も厚く、全てにおいて最強の男だったのは言うまでもないでしょう。
江戸城無血開城の立役者でもあり、明治維新、徳川家にとっても最重要人物です。
そんな晩年の彼がこちらです。
いや〜、お年を召してもカッコイイですね〜!
髪型に注目してみてください!
そうなんです。今流行りの2ブロックスタイルで、オールバックにセットしていますね。
現代の男性の中では、一番スタンダードな髪型ですよね!
カズ、三浦カズ
明治の時期の写真をたくさん見ているのですが、意外とこの髪型にしている人が少ないようなので、この現代で一番人気の2ブロックスタイルは、『山岡鉄舟が発祥』ということでいいと思います!
鉄舟さんオシャレにも気を使っていたのは、本当にさすがです!
お次はこちら「第二回遣欧使節団」の方々ですね。(メンバーの一部)
こちらの方々も雰囲気あってかっこいいですね!
前列中央の池田長発さん(いけだ ながおき)がこの使節団のリーダーです。
ちなみに池田さんの右の方は本田圭祐選手ではございません。
注目していただきたいのが、池田さんの左斜め上の方の髪型を見ていただきたいのですが、なんか変ですよね!?
こちらアップで!(個人で撮られている写真がありました。)
上の集合写真でも確認できますが、周りの毛は長くピタッと髷を結っています。(モノクロで若干わかりずらいですね。)
真ん中の月代だった部分が、髪が伸びてきているのがわかりますね!モヒカンにも見えますが、ただの坊主が伸びたような感じになっています。
これは、矢野さんが大事な撮影会なのにおっちょこちょいで剃り忘れたのではなく、伸ばし始めたばかりだったということですね!
明治初期に度々見られる、伸ばし途中の「ちょっとカッコ悪い」スタイルです。
「俺も髪伸ばして池田さんみたいにカッコイイ髪型にするんだ!」っていう憧れが伝わってきます!(僕の妄想です。)
カラーの池田さん。こりゃあカッコイイよ!
逆に隣のおじ様方は、「最近の若い奴らはみっともねぇなぁ!」って思ってそう(笑)
うんうん。わかるぞ矢野君!若者はいつの時代だって新しいもの好きだよなぁ〜!
後に、この矢野君は、現在の「一橋大学」の前身の学長を務めあげ、日本の教育の礎を築いた、偉大な人物として語り継がれる事になります。
…え?スゴすぎ…「上から目線でさーーせんしたぁーー!!」
20年後?くらいの矢野君…いや、矢野先生。爽やかな髪型になってよかった!(涙)
ちなみにこの使節団は、ここまでいきました!
アフリカ!エジプトのスフィンクス前にてパシャり!これは、インスタ映えするなぁ〜!
この使節団のメンバーの中に「理髪師」さんが一人いらっしゃいました!海を渡った最初のヘアーデザイナーじゃないの!?たぶん。
乙骨 亘(おっこつ わたる)さんです。17歳!若いねぇ〜!こちらも髪の毛伸ばし中ですね!注目していただきたいのが、着物の下に着ている服です。
蝶ネクタイつけてますよね!しかも中は、Yシャツです!
えぇ。変ですよ!変なんだけど、これが当時のオシャレだったのです!So COOL!!
『和洋折衷』とは、この事だったのですね!いつの時代も変わりません、見た事のない海外製品やファッションは若者の憧れなんですよ!!
お次は、こちらの写真をご覧ください。
こちらの武士達の髷に違和感を感じませんか?
アップで見てみましょう!
⇧左側のこのお二人の髷があまりにも整いすぎている気がします。逆に一番右の方の髷は細いですよね。
この差って一体なんなのかと言いますと『つけ髷』かどうかの差があるのです。
この写真だけの情報では一概に判断しきれないですが、一番右の細い髷の男性は地毛で作っているように見えます。
髪の毛の性質上、髪を伸ばすほど毛先にかけて細くなっていきます。ですのであの細さの髷である事の方が自然な気がします。
左側のお二人は、綺麗な四角く平べったい形をしていますね。
結んでいる「根」の方に注目していただきたいのですが、根の部分もあまり厚みがないのがお分かりでしょうか。
この髷を作りましたが、ボリュームある髪の毛で長ければ長いほど結んでいる「根」の部分が太くボリュームが出てしまうんですよね。
ですので、このお二人のパターンはそれほど髪の毛は長くないけれども、根の部分でい一つにまとめた後に、つけ髷と一緒に結んでいるのではないかと思われます。
髪の毛は、ケアを怠ると切れやすくなりますので、誰でも力強く伸ばせるってわけでもないんですよね!
ちなみに髷を結っている人達の髷が「カチカチ」に見えますよね!?
何のスタイリング剤かというと「鬢付け油」(びんつけあぶら)でセットしています。ベタベタに塗って雨の日でも崩れないようにしていたそうです!みんながんばってたね…暑い日なんかは、油が溶けて『つけ髷』がポロっと取れてしまう事もあったとか…
いい時代になりました!現代では、お相撲さんも鬢付け油でセットしています。
散切り頭を叩けば文明開化の音がする。
想像もできないほどの激動で、おそろしく加速した時代だったのでしょう。
見に行きたい!
あっ!海を渡った美容師という部分で共感できるのと、『乙骨』という名字がカッコイイので、勝手に自称「2代目乙骨 亘」襲名しちゃお〜。