江戸時代以前は、絵画に子供が登場する機会は少なかったのですが、浮世絵や版画などのカルチャーの発展に伴って画家が急速に増えた気がします。
描く物も多様化していき、一般の生活も描かれることが多くなりました。
驚くべきは、この時代の子供達の髪型です…
何だかもう…自由すぎちゃって…
とりあえず、現代にこの時代の髪型している子供は、そうそういないでしょうね!
まずは、よ〜くご覧下さい!
なんかすごいですよね!
主に江戸時代は、ずっと「大五郎カット」みたいな感じが続きます。
現代の大五郎といえばこの人(神)ロナウド
よ〜く見ると子供達もそれぞれ違った髪型してますよね!
ほんと、この当時の親の発想が本当にすごい!
みんな思い思いにデザインしちゃってますよね〜。
僕も親なので本当に気持ちがよくわかります。かわいい息子を変な髪型にしてやりたい!いろいろ実験してみたい!
なんだか驚かせたくて、どんどんエスカレートしちゃいますよね〜(笑)
では、アップで見てみましょう。
左の子 前髪の部分をちょびっとだけ残して結び、頭頂部も丸く残して結んでますね。
概ねこのスタイルをしている子が多い感じがしますね!地域差もあったでしょうが、きっと流行りの髪型だったのでしょうね!
右の子は、完全に剃っていますね。面倒だし手取り早かったんですかね!
現代の丸坊主の走りでしょうね。
左の子は、上の絵と一緒で、流行に完全に乗っちゃってますね!
右の子のスタイルも比較的多いスタイルな感じがします!
前髪と頭頂部の間を楕円状に剃って、頭頂部から後ろの髪をを伸ばして、頭頂部のみを結んでいます。後ろだけボブになっている感じですね。
前髪は、かなり短めに切り込みパッツンになっているんでしょうね。
もみあげは、シュッとさせているのでこだわりを感じます。
たまに時代劇にもこんな髪型の青年出てきたりしますし、よく見るスタイルですね。
一番左の子は、結構攻めた髪型していますね。
もみあげからサイド付近をひし形状に残して、その髪を両サイドむすんでいます。あとは全部剃り上げていますので、横だけ残すという全く意味のわからないツインテールになっていますね。新しすぎる…古いんだけど新しい…
右下の子は、流行りのスタイルなんだけれども、頭頂部の部分が、もはやアートですね。通常の形に、さらに輪っかがかかっているような高度な作品になっています。
後ろの中学2年位の子に、おんぶしている赤ちゃんがいますが、まだ髪の毛が生えていない赤ちゃんではなく、実は全部剃っているんです。
以前も紹介しましたが、綺麗な髪が生えるように願掛けをして、うぶ毛は全部剃るという習わしなんですね〜。地域差もあるとは思いますが、だいたい3歳位まではツルツルだったそうです。(女の子も)
いや〜、不思議すぎる!江戸時代面白すぎますね。
親同士のヘアーデザインバトル!僕も参戦したかったです。
いつの時代も親バカで、子供ってのはそれほどまでにかわいいんですよね。
心から我が子への愛を感じますね。
最後に、ちょうど子供の髪の毛を剃っている絵画です。
なかなかこの瞬間の絵は珍しいと思います。
下には、ハサミや結ぶ紐、櫛もありますね。
さっきの前髪と頭頂部の間を剃っているスタイルを作る途中の風景ですね。
完成予想図こんな感じ。
子供の変な髪型を競い合う。そんな世の中も意外と悪くないですよね。
少なくとも今よりは、笑顔の多い社会だったんだろうなぁ
攻めなきゃダメだよな!