世界の髪型美術館〜髪型の歴史〜

いままで語られてこなかった日本史と世界史の『髪型』を徹底的に解説、考察していきます!

仏教の髪型とは? You Tube撮影

先日、YOU TUBEの撮影をしました!

 

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今回のテーマが、仏教、仏像の髪型とは?という事で現役のお坊さんにインタビューしてみました!!

 

仏像の髪型って何スか??という方はこちらの記事からお読みください!

camdentown2012.hatenablog.com

 

いや〜、毎度のことながら本当に楽しかったです!

撮影も和気あいあいと進み、最後は不思議と絆みたいなもので結ばれた感じもしました!

 

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今回撮影にご協力いただいたのが、浄土宗寺院で副住職をされている河村英昌(えいしょう)さん。

仏教というのはご存知の通り古い文化なのでわからない部分もまだまだありますが、たくさん面白い話が聞けましたのでご紹介していきたいと思います!

河村さんもYOUTUBEはもちろんのこと、いろんな活動をされている方ですのでこちらもチェックしていただけると面白いと思います!

 

jinjabukkaku.online

 

今回のブログでは、質問させていただいた中から一部抜粋していくつかお伝えしていきたいと思います!

是非本編のyoutubeもご覧ください!!

 

Q.仏教においての髪とはどういった存在ですか?

 

A.髪の毛は悪いものではないのですが、煩悩を生み出してしまうという考え方があります。

 

 

Q.お坊さんは、なぜ髪を剃るのですか?

 

A.髪の毛があることで、髪型が気になってしまったり欲がでやすかったり、心の迷いが増えやすくなってしまうために剃っています。

宗派によっては剃っていなかったりもありますが、住職という立場になったら剃るという場合もあります。

 

 

Q.なぜ仏像は造られ始めたのですか?

 

A.最初は、仏陀自らは偶像のような物を造らないでと仰っていて、遺骨を分骨してそれを祀っていましたが、時代を経るごとにお姿みたいよね〜。ということで三十二相八十種好を元に造られたと言われています。

 

 

Q.いずれ河村さんも髪の毛を剃るんですか?

 

A.剃ります!住職になるタイミングで剃ろうと思っていますし。現在の住職が亡くなった時も剃ろうと思っております。

 

 

なるほどぉ〜!!

本当にいろいろ教えてくださってありがたいです!

動画では、かなり長めに詳しく語ってくださっているので、是非ご覧ください!!

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動画が出来次第すぐ報告させていただきますね!!

 

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ミャオ族に会いに行ってきました!(オンラインツアー)

ついに念願の長角ミャオ族に会いに行って来れました!

とはいえ、実際に行ったのではなくオンラインツアーという最近話題の旅行スタイルですね!

 

そもそもオンラインツアーとは・・・

現地に紹介してくれるガイドさんがいて、街の雰囲気やお店などを紹介してくれるツアーをオンライン上でパソコンやスマートフォン越しに疑似体験できるようなツアーとなっております。

中には、ショッピングツアーなどもありオンライン上でガイドさんに買ってもらい後日実際に買ったものを送ってくれるツアーもあるのだとか!

いや〜時代ですね!!肉体は行かずとも行った気になれる新たなスタイルですね!

もはや4次元ですよね!!

とりあえず最初にオンラインツアーの感想を書かせていただくと、最高でした!!

もはやいろんな場所にたくさん行ってみたい!!

選ぶのもワクワクで、実際にその日を迎える時は本当に旅行にいく感覚そのものでした!笑

なかなか海外旅行はおろか国内旅行にすらいけなくてストレスの溜まっている方には、是非オススメです!!

ちなみに僕が探したサイトはこちらです。

activityjapan.com

さがせばいろんな旅行会社さんがやっていると思うので是非お目当の場所、絶対に人生で行かなかった場所など探してみると楽しいですよ!

 

という事で話をもどしまして、ミャオ族に会いに行っていきたんですよね!

camdentown2012.hatenablog.com

もう本当に素敵でした!!本来なら去年現地にいく予定でしたが世界的なコロナウィルスの流行で断念…今年もか…と思っていましたがまさかのこんな形でいけるとは。

 

あの特徴的な髪型の作り方の実演や、髪型の事を質問してきましたのでレポートしていきます!

まずは、長角ミャオ族の住む村までは、山を越え荒れた道を進まなければいけないようです。

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写真の画質悪いですが、荒野感ありますね…

中国の田舎の方にいけば未だに舗装されていない道はたくさんあるようです。

 

おっ!いましたね〜!村の映像が映った瞬間だいぶテンション上がりました!

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みんなスタンバイしてます。

 

そしてこの後、髪型の作り方講座です。

すごく丁寧にやってくれました!

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まずは、地毛を後ろで一つに結んでいきます。

そのあとに結んでいる部分に木製の長角を括り付けていきます。

 

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ここのくくりつける部分がすごかったです!クルクルっと早業、神業でした!

 

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はい!でました!でかいやつっ!!重そうだよ〜。

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この付け毛の先端が輪っか状になっていて、片側の角部分に通してグルングルンに角に巻きつけていきます。

 

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毛の束が鮮明に見えますね。

イメージ的に8の字を作るような感覚で巻いていますね。

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最後に白い糸(白い糸の束)を固定するために綺麗に巻きつけていきます。

この白い糸の巻き方もサラッとやっていましたが、かなり高度なテクニックに見えました。

 

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最後は、モフモフと手で形を整えて完成でーす!

 

いや〜。ほんとすごいです!!本来は一人でこの髪型をセットしたりもするそうで、技術力の高さが垣間見えましたね!圧巻です!

 

質問する事もできたのでいくつか聞いてみました!

Q、この髪型はいつからやっているのですか?

 

A.ミャオ族は最近まで文字を使う事はありませんでした。ですので記録として残っていないので実際は何年前からやっているのかわからないのです。

 

(少なく見積もっても1000年はやっていそうですね。)

 

Q、どのタイミングでこの髪型や民族衣装の服装をするのですか?

 

A. お祭りなどのイベント時や正装時などにします。

 

Q、付け毛は先祖の髪の毛と聞きましたが、みんなあの付け毛は1つ持っているのですか?

 

A. 女性は基本的に1人に1つ受け継がれていきます。

髪の毛の抜けた毛も大事に取っておきます。その毛を集めて先ほどの付け毛に黒い糸と混ぜて編みこんでいきます。

 

(抜けた毛を集める習慣があるのに驚かれる方も多いと思いますが、日本でも最近まで抜けた毛を集める習慣がありました。昔は髪は売れましたし、後に自分の毛が加齢によって毛が細くなりボリュームがでなくなったら自分で使っても良いし、付け毛として最高の素材なのです。)

 

Q.付け毛が受け継がれていくと、どんどん大きくなっていくと思うのですが、どこまで大きくなるのですか?

 

A.長くて大きいのが美しいとされているので、ずっと大きくなっていくと思います。

 

Q.重さはどれくらいあるのですか?

 

A.2〜3キロくらいです。

 

(見た目とは裏腹に意外と軽いんですね!確かに髪の毛って軽いですもんね!)

 

 

Q.男性はどんな髪型をする習慣がありますか?

 

A.男性は特に変わった髪型の習慣はないと思います。しかし男性用の民族衣装はあります。

 

なるほど〜!ありがとうございました!!勉強になりましたっっっ!

 

この後、長角ミャオ族のダンスと演奏を披露してくれました!

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NiziUばりのダンスではなく日本の盆踊り的なゆったりとした感じのダンスでした。

 

演奏は、尺八のような長いリコーダーのような縦笛や筒がたくさんくっついてる笛などを披露してくれました。

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良い音色でしたわぁ〜!

 

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本当に衣装も素敵です!もちろん全て手作りです!こちらも母が娘に作るのが伝統のようです。

 

あとこちらが和太鼓!??

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はい。和太鼓にしか見えませんね!こうやってみると日本のルーツってのは中国だよなぁ〜と認めざるをえません。

 

本当に本当にみなさん素朴でとても素敵でした!

世界には、まだまだこんな場所がたくさんあります。

現代の文明が全てではない、豊かさのベクトルが違う幸せがたくさんあります。

実際に行ける日はまだ先になりそうですが、絶対に直に会いに行こうと改めて決意しました!!

 

この後、ガイドさんをしていただいた大学教授の方の刺繍講座もあったり、ミャオ族の食事を拝見なんて企画もあったりとだいぶお腹いっぱいのツアーでした!!まるで行った気になれる「オンラインツアー」おすすめです!!

 

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古代エジプトの髪型 後編

まだ前編ご覧になってない方はこちらからどうぞ! 

 

続き、

ミイラを見ていて以前から気になっていた事がありました。

このミイラは、何度も実物を見ているのですが、なぜなのかと…?

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結構髪の毛の癖が強そうなのに、金髪!?

よ〜くみると結構クリクリしていますよね!?

このミイラは、イギリスの大英博物館にあります、ホルネジュイテフさんと思われるミイラです。

おそらくこの方は、ギリシャあたりのヨーロッパ系の人だと言われています。

が、しかしヨーロッパ系にしてもあまりにも金髪になっているな〜なんて不思議に思っておりました!

その他にも金髪のミイラの方も、ちらほらいらっしゃるんですよ!

もちろん地毛で金髪の可能性もあるのですが、北欧やロシアあたりまで北にいかなければなかなか地毛で金髪は珍しいんですよね…

 

えぇ。そうなんです!今回その謎が解けたんです!!

今回のインタビューのためにいろんな書物を読み漁った結果わかりました!

それは、ミイラを作成する過程にあったのです。

 

そもそもミイラを作るために、人体をしっかりと乾燥させなければいけません。

死後、臓器などを取った後、「ナトロン」という炭酸塩鉱物を体の中に詰めていきます、体全体もナトロンで覆い尽くし40日間しっかりと乾燥させるのだとか。

そしてその後、遺体を綺麗に修復し例の包帯でぐるぐるに巻いて完成〜!

なんとも大変な作業ですね。

 

このナトロンという成分が、なんと現代でも使われているのです!!

それはクリーニング屋さんなどで使用されていて、漂白剤としても使われているそうなのです!

はい!そうなんです!現代でいう脱色、ブリーチをされている状態に髪の毛はなっていたのです!

よって、髪の毛にナトロンが付着していれば金髪になっしまうという原理ですね。

ただ、前回のブログでも見ていただきましたが、金髪になっていないミイラもたくさんあります。

もちろんミイラを作成された時期や工程も違うかもしれませんので一概に言えませんが、髪にナトロンが付着しないように相当気を使っていた可能性はあります。

特に女性のミイラなんかは、より当時のまま美しく残そうと思ったのかな〜なんて思ったりしました!

こちらの説に関しては、じっくりこれから調査をしてまいりたいと思います!!!

 

あともう1つ面白いのが、前回ご紹介したミイラで、

1、

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この女性なのですが、よ〜く髪の毛をみると表面などの色が違うのがわかりますか?

毛先、表面がブリーチされているのが見てとれるかと思います。

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mummy tanaka先生にもブリーチされているであろう部分を黄色に塗っていただきました。

私個人的な考えですが、これは生前にわざとオシャレでブリーチし髪型をデザインしていたのではないかと。

もちろん保存する過程で付着しブリーチされた可能性もありますが、1ヶ月以上もナトロン漬けにいていたらもっと全体的にブリーチされていても不思議ではないのかなと思いました。

you tubeの方でも答えていただいていますが、何千年も前からヘナで髪を染める文化はありました。

そう考えると、ナトロンを使って髪の毛をデザインするという事は、むしろ自然な気がします。だって目立ちたいしカッコイイもんね!!

ということで、数千年前からメッシュなどのブリーチスタイルはあった!!という事で結論付けます!!

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しかも1のミイラの女性の髪の毛から整髪料らしき物も付着していたそうで、何らかの脂肪(油)を塗って整髪していたそうです。

まあ要は、ワックスつけてたってことですね!すごいですよね!!

ツヤを出す効果もあったでしょうし、多少のクセも伸ばせますし、いい匂いにする事も可能だったのではないかなと思われます!

いや〜、さほど時代変わってないね〜!あと巻き髪にセットするためのカールアイロン的な物も墓から見つかるそうです!

 

ちなみにヘナは、天然の植物などを使用した草木染めです。

現代では白髪染めとして使われる事が多いですね!

(知らない方も多いとは思いますが、法律では髪を染める用途で染めてはいけません…まあグレーゾーンってことで。)

なぜ白髪染めとして使われているかといいますと、黒の髪の毛には染まらないのです。

 という事は、当時から白髪染めをメインとして使用されていたということですね!

やはり人類の最大の敵は『白髪』ですね!!笑

古代エジプトのみなさーん!!5000年後の未来でもまだ決着ついてませんよ〜〜〜〜!

 

 

お次はこちらをご覧ください!

 

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こちらは、ツタンカーメンが実際に座っていたとされる有名な黄金の椅子です。

描かれているのは、左がツタンカーメンで右が奥さんのアンクセナーメンで約3300年前くらいの物ですね。

 

拡大してみましょう

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二人ともエジプト人なのがわかります。

髪質に関しては、ツタンカーメンは完全にアフリカ系の癖で、丁寧にリアルに描かれているのがわかります。

完全にこれに近いですね!

f:id:camdentown2012:20210110110819j:plainエルネニー

 

奥様の方がよくカツラを被っていると言われているのですが、おそらく地毛です。癖が強く描かれていますが、地毛を伸ばしてドレッドっぽくセットしているのでしょう。

前回も説明しましたが、まさにこんな感じです。

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奥様の被っている冠から放射状に縦に髪の毛を描いているのでこのドレッドスタイルで間違いありません!

この奥様の髪型の何がすごいってアウトラインですね。(髪型の一番下のライン)

もうどっからどう見ても、前下がりボブなんですよ!!

現代でも大人気のスタイルですね!!これも3000年以上前からやっていたとは…

髪質は違えどカッコよく美しく見せるための最上のバランスということで、超ロングセラーの髪型になりました!

 

お次は、冠(かんむり)の解説をしていきます。

ツタンカーメンの椅子を見ても分かる通り、ものすごい大きめの冠を被っていますね。

動画にもありましたが、社会的地位によっても被るものも変わってきます。

まあ、主に王族が被る物とされているそうですね。

ちなみにこちらのツタンカーメンの黄金のマスクは、

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ネメスという冠にアスプコブラというコブラと鷲がつけられています。

この冠は金で作られていますが、実際に被っていたものは布製だったようです。なんかすごい意外ですよね!?

ちなみ顎についているものは、つけ髭だそうです。

やっぱ髭って権力の象徴には、もってこいなんですね!

 

最後にこちらを見て欲しいのですが、

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こちらアイライナーの容器なんです!

中に墨が入っていて、上から筆のようなものを入れて使います。

いや〜、おしゃれですよね〜!!今もこんなデザインがあれば売れるんじゃないっすか!?

このようなたくさんのおしゃれアイライナー容器がたくさん出土されているようで、ツタンカーメンの極太のアイラインはこれでしたね!

男女関係なく、権力の高い人達が使っていたようです。やっぱ目力は大事です!

 

ざーーっとですが、古代エジプトの大まかな髪の文化を説明させていただきました。

最初にも申し上げましたが、まだまだわからない事はたくさんあります。

もっとおもしろい髪型、変な冠など探せばいくらでも出てくると思います!

古代エジプト数千年の歴史はこんな物じゃないはずです!

まだまだこれから調査していきたいと思います!!

 

ハリームさんがエジプトの風習で、面白い事を教えてくれました!

生まれたばかりの赤ちゃんの目に墨(墨汁的な液体)を一滴いれるそうです。

それは、生涯目がよくなりますようにというおまじないだそうです。

なんだかそれを聞いた時、きっとその風習5000年前からやってそう!と思ってしまいました!すげー素敵やん!っていうか目がすげー沁みそう…笑

 

 では、またご覧ください!!

 

 

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古代エジプトの髪型 前編

世界の髪型の研究をしておりますが、正直に言うとこの『エジプト』というテーマには蓋をしていました。

なぜならあまりにも情報が膨大すぎて、どこから手をつければいいのかわかりませんでした…

古代エジプトの基礎知識も乏しい中で、安易にこの大きなテーマに触れてはいけないと思っていたからです。

しかし、この度エジプト人のハリームさんと出会う事ができ、一気にこの壮大なテーマに立ち向かう事ができました!本当にありがとうございましたっ!!

もちろん今回知った事、解明できた部分は、ほんの氷山の一角でしかない事でしょう。

まだ、私自身エジプトにすら行った事はございません。

これから実際に現地に行き、たくさんの歴史を勉強していこうと思っております。

はやくコロナ終われぇ〜〜〜〜〜〜〜〜!!

 

f:id:camdentown2012:20210108152824j:plainカイロ博物館

 

 

だいぶ前置きが長くなりましたが、はじめていきます!

まず古代エジプトとざっくりした言い方をしておりますが、紀元前3000年ごろに始まった第1王朝とされる部分からスタートしていきます。(諸説あり)

まあざっと5000年前ですね!中国の4000年よりも永いです!

日本では、以前にもご紹介した縄文時代ですね!

こんな古い時代の人たちの髪型なんてどうやってわかるの!?って思われるかもしれませんが、わかるんです!!

そもそも当時のエジプト自体の文化の発展具合ったらとてつもなくて、絵や壁画、彫刻もごっそりあるんですよ!

そして何より、ミイラがあるのです!!

 

髪の毛というのは不思議なもので、朽ちません。

なので基本的には保存状態さえよければそのまま残ります。

ミイラとして残された人々にも、当時のままの髪型が残っているのですが、それが本当に美しいいんです!泣

(後ほど写真を見ながら説明していきます。)

 

あとは、カツラや頭につける装飾品、冠などがたくさん出てきます!

こんなんとか、

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こんなんとか

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多種多様な、たくさんのカツラが出てくるそうです!

 

しかしこれらのカツラがいつ頃使われていたのかはわかりませんが、かなりクオリティが高いのがわかります。

おそらくですが、これを着けていた人種もそれぞれ違う気がします。

上の1枚目の写真は、ヨーロッパ系(ギリシャ)の女性のもので、下の2枚目の写真はエジプト人などアフリカ系の女性のものじゃないかと思われます。

今回インタビューを通して初めて知ったのが、エジプトを統一していたのがエジプト人だけではなかったという事でした。

たくさんの国や地域の人種と戦い、その都度エジプトを収めている国が変わっていったそうです。

ですが、どこの国や人種がエジプトを支配しても、エジプトの文化を継承したようなのです。

なんだかとても不思議な感じですよね〜。支配したなら自分の国の文化を押し付ければよさそうなのに…

そこまでしてもエジプト国民をリスペクトし健全な国の運営をしたかったのか?革命が反乱が怖かったのか?謎が深まるばかりです。

 

これらの情報で個人的につじつまがピタッとハマりました。

ず〜〜っと不思議に思っていたのが、ミイラの髪型なのです!

こちらをご覧ください!

っとその前に、現在のエジプト人の髪質をご覧ください。

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ハメド・エルネニー(アーセナル所属)

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髪を伸ばしてクリクリドレッドセットするとこんな感じ。

男女共に髪のクセはかなり強めです。

 

(この先↓若干怖めなミイラの写真がありますので、苦手な方は飛ばしてください。)

 

 

 

 

 

 

1.

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2.

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 1と2の写真を見るとそれほどクセは強くなさそうですよね?

1の写真に関してはそこそこクセは強いもののアフリカ系のクセの強さとはまた違う感じがします。

どれだけ頑張って伸ばしてもここまでは伸びなそうですね。

2の写真に関しては、ほとんどクセがなくもはや相当オシャレなロングスタイルになっていますね!

 おそらくこの2つのミイラはアフリカ系の人種ではなくヨーロッパ系もしくは西アジア系の人種ではないかな?と思われます。

1のミイラは、エジプト人とヨーロッパ系の人種との混血の可能性も十分にありえると思います。

 

そしてお次の写真は、

こちら!

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ネシタネベトイシェル

 

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ラムセス2世の娘のミイラと思われるミイラ

 

こちらのお二人の写真は、アフリカ系の女性のミイラです。

髪質を見てもだいぶ髪の毛の癖が強いのがわかります。
 3の写真は、おそらくもう少し髪が長かったのではないかな?と思われます。

実物を見ていないのでなんとも言えませんが、不自然に髪が切れちゃっている部分もありそうなので、保存する過程やなんらかの理由で切れてそうです。

しかし意図を持って髪を伸ばして、髪型として成立していたのは言うまでもないでしょう。とても強いくせ毛でも頑張って伸ばしてオシャレに美しく見えるように努力していたのは伝わってきます。

4のミイラは、劣化がとてもひどくわかりずらいですが、生え際を見ると、とても強い癖なのが見て取れます。

上の写真のサッカー選手のようにドレット状にセットしていたようにも見えますので、さすが王女だけあって髪型へのこだわりも感じます!3000年以上前でこのスタイルなのでほんとすごいです!

ちなみにこのドレッドの作り方はこんな感じです!

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地毛を頑張って伸ばしこの箸みたいな物に丁寧に巻きつけていきます。器用だね〜!!

日本人が10cm髪の毛を伸ばす労力とアフリカ系の方が、10cm伸ばすのは実質倍くらい時間がかかります。伸びる速度は一緒でも見た目の伸びは半分以下くらいです。

 

 そしてお次の写真は、

5、

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こちらの写真を見たとき本当にビックリしました!

向かって左側の髪が、ボコボコしてて気持ち悪いように見えるかもしれませんが、実はこれは、エクステ(付け毛)なんです!!

現代でも、若い女子たちの間で付けている方もちらほらいるかと思います。

黒人女性の間でも未だにマストアイテムですね。

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ミイラのエクステを見ると本当に細かく丁寧に編まれているのがわかりますね。

本当にすごい職人技だと思われます!

むかって右側の包帯?で巻かれてある状態の髪を見ると、エクステ部分すらも綺麗にミイラとして残そうと保存されたのがわかると思います。

(包帯を解くと左側のエクステの束が出てくるという事ですね。)

髪の毛って本当に大事にしていたんですね!

 

そう考えると、アフリカの各地でも何千年とこの文化が残っているのでしょうね。

camdentown2012.hatenablog.com

 

 

今回動画のために、mummy  tanaka先生にミイラの絵を描いていただきました。

 

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むちゃくちゃ上手ですよね!!?
もはやミイラよりもミイラ!

 

 

ちょっと長くなってきましたので、もう一本続きのブログを書かせていただきます!!

 では、次回もご覧ください!!

 

 

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古代エジプトの髪型とは?

新作youtubeアップいたしました!

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是非ともご覧ください!!

 

今回は、エジプトの髪型という事で古代エジプトを研究されているエジプト人のハリームさんにインタビューさせていただきました!

 

本当に知らない事をたくさん教えていただいてありがとうございました!!

 

エジプトの髪型について、動画では説明しきれない部分をこの後のブログにて詳しく解説していきます!

 

そちらも是非ともご覧ください!!

 


古代エジプトの髪型や文化とは?

 

 

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世界の髪型美術館

続きの動画上がりました!!

 

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2本立てです!

 


意外と知ってるようで知らないヒジャーブの流行り イスラム教編#02  世界の髪型美術館

 

 

こちらは、前回のアマルくんのお姉さんです!

イスラム教の女性の想いやお話は貴重だと思います。

必見です!!

 

もう一本は、

 


意外と知ってるようで知らないヒジャーブの着け方【初級編】

 

知っていれば得するかもしれない…

ニーズがあるのかどうかわかりませんが、やってみました!

是非こちらも御覧ください!!

 

モデルは、カメラマンのNAOさんです。

 

今回初めて、動画の撮影ってものを経験しましたが、本当に面白かったですね〜!

新鮮でしたわ!

改めてこうして形になると嬉しいものですね!

 

また第2弾、第3弾とやっていこうと思っておりますのでチャンネル登録、高評価宜しくお願い致しますっっ!!

 

 

なんだかやたらと『世界の髪型美術館』 という名前を褒められるので、ブログの名称も統一してみました!

もちろん髪型の歴史も残しています。笑

 

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YOU TUBEチャンネルついにできました!

前回のブログで軽く触れていましたが、YOUTUBEチャンネル作っちゃいました!

 

その名も『世界の髪型美術館』!!

 

こちらのブログで散々髪型の美しさに触れてきましたが、より動画でリアルな証言を写したく動画という形で表現していこうと思っております。

 

もちろんこちらのブログも継続して続けてまいりますので引き続き、ご覧んいただけると幸いです。

 

初めて投稿させていただく動画は、そもそもイスラム教って何?イスラム教の女性の髪型って実際どうなってるの?厳しい決まり事があるの?など意外と知らないイスラム教についてインタビューさせていただきました。

 

インタビューにご協力していただいたお二人に感謝しております。

 

撮影場所も実際のモスクの中で撮影させていただき、礼拝の様子や小学校帰りの子供達のアラビア語の勉強風景など、本当に貴重な映像になったと思います。 本当にありがとうございました!!

 

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本来は、実際に海外に行って現地で撮影をしたいのですが、もう少し後になりそうですね… 今後も様々な宗教や民族、日本史にまつわるインタビュー動画をあげて行く予定ですのでチャンネル登録、高評価のほうよろしくお願いいたします!!

 


意外と知っているようで知らないイスラム教の髪形とは?イスラム教編#01 世界の髪型美術館

https://www.youtube.com/watch?v=VAfAmo1qPZU

 

とりあえず1本目!

もう一本上がります!

 

 instagramもやっています! https://www.instagram.com/hiroshi38zzz2/?hl=ja

 

 

撮影場所

www.halalmedia.jp

 

 

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イスラム教の女性の髪型〜インタビュー編〜

久しぶりの記事になってしまい申しわけないです!!

 

今回ご紹介するのは、イスラム教の髪型「第2弾!」になります!!

ついに「東京ジャーミイ」に行ってまいりました!!

とりあえず毎日代々木上原で働いていて、代々木上原にある東京ジャーミイに行ったことがないなんて、さすがにけしからん!!

ということで、8年越しになりますか…

っていうかだいぶ遅かったですね…

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とりあえずとても素晴らしかったです!!

礼拝堂なんてものすごい綺麗でしたよ!建築好きな方なんかも、たまらなく楽しいと思います!

たまたま礼拝の時間だったようで、礼拝されてる方もちらほらいらっしゃいましたね。

初めてその光景を見ましたが、圧巻でした。

世界は広いよ!

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ということで、本題にはいります!!

ジャーミイで働かれていたパキスタン人の青年(大学生)にインタビューさせてもらいましたので、そのご報告させていただきますね!

めちゃくちゃいい子だったわぁ〜!!

 

ちなみにイスラム教の髪型とは…?という方はこちらからお読みください。

camdentown2012.hatenablog.com

 

概ね、こちらの以前に書いた記事の確認もしてまいりました!

完璧にその通りだ!と仰っていましたので間違いないようです。

あとは、補足的な部分もお伺いしてきましたのでそちらをご紹介していきます。

 

Q.ヒジャーブは国によって流行の色とかってあるんですか?

 

A.ありますね!東南アジアのマレーシアやインドネシアなんかは比較的派手な色の物を付けています。オシャレを好む人が多いんだと思います。

トルコなんかは、シルクのような素材のヒジャーブなんかを付けている印象がありますね。ちなみに僕は、スカーフの色で国を当てることが得意です!(笑)

 

Q.ほう!僕のイメージだとアラブ圏の方は、黒を付けているイメージがあるのですが?

 

A.アラブ系は、黒を着ける事が多いですね!

 

Q.向こうは黒しかダメなんですか?

 

A.ダメってことはないと思うんですけど、あまりファッションに興味はないのかもしれませんね(笑)

 

Q.えぇ!?売ってないのかな!?逆に女性用のファッション雑誌みたいなのってあるんですか?

 

A.日本には売ってないけど、向こうにはありますよ!

あと、マレーシアのユニクロでは、日本人デザイナーのHANA TAJIMAさんがデザインしたヒジャーブが売っていたりしますよ!

 

Q.ユニクロで!?意外だわ〜…ヒジャーブの中の髪型はみなさんどうなっているんですか?流行とかもあるんですか?

 

A.ありますよ!僕も基本的に母や姉の髪型しか見たことないですけど、ロングです。でも国や地域によっても短くしている方も多いようです!

 

Q.ヒジャーブの方とニカブの方(口、鼻も隠す)、あとは全く何も付けない方の「思い」の違いって何ですか?

 

A.うちの母は、ヒジャーブですが本当はニカブにしたいようです。やはり顔のほとんどを隠してしまうと気味悪がられるから、出しているようです。フランスでは、ニカブにすると逮捕されてしまう法律すらあります。

 

Q.逮捕!?そりゃあ大変だわ…今の時代マスクあるから、ある意味ではよかったですね。

 

A.そうなんです!母はいろいろ工夫して、ほほニカブにしてますよ!(笑)

全く付けない女性は、人の目や環境を気にして付けない人や少数派ではありますが、着けるのが嫌いな人もいます。

もちろん嫌いな人でも礼拝時は絶対着けます。

 

Q.なるほど〜。女性はいつから着け始めるんですか?時々小さい女の子で着けてない子を見かけたりもします。(ジャーミイの隣にイスラム教の幼稚園、小学校があります。電車で時々見かける。)

 

A.基本的には決まっていません。ただ着けることに慣れないと着けて生活することができないため、できるだけ早めから着ける子が多いですね。小学生には、ほとんどの子が着けています。

 

Q.そもそもいつの時代からヒジャーブを着ける文化ってあるんですか?

 

A.ムハンマド創始者)の時代からあると聞いています。

 

Q.えぇ?すごすぎる!!(1500年くらい前)諸説ありそうですが少なく見積もっても1000年はやっていそうですね。

でも単純な疑問なのですが、目しか見えない状態で恋愛するのって難しくないですか?

 

A.そうですね。なのでたくさん会って話をします!

でも、男女が会うときのルールもたくさんあります。2人きりでは会ってはダメです。

友達や家族が同伴しますね、それから手をつなぐ事すらもってのほかです!

 

Q.えぇ!?大変だわ。

 

A.日本で言う「付き合う」っていう交際は、イスラムではありえないんですね。

最近ではSNSっていう便利なツールがあるので助かってます!(笑)

昔はお見合い結婚、許嫁が主流だったようです。厳しい地域なんかは今もそうみたいですね。

 

Q.なるほどな〜。でも『髪』や先ほど仰っていた『鼻や口』も女性が魅力的すぎるがゆえに、女性を敬うという教えを大事にしているということですもんね〜。本当に素敵な教えだと思います!

 

A.そうなんです。よく勘違いされやすいですが、女性で嫌がっている人はまずいないと思います。布教活動なども我々から勧めることは絶対にしません。なぜならコーラン(教典)に書いてあるのです。無理矢理勧めてはいけないと。

 

 

素晴らしい!ありがとうございます!ものすごく勉強になりましたぁ!!

 

 

ということでだいぶ抜粋して書かせていただきました。すごく書き足りないことがあるのですがこのくらいにしておきます!

本当に、彼とはすごく意気投合してとても楽しいインタビューをさせていただきました〜

まさかの家も近かったので、またインタビューさせてください!とお願いしました。

 

実はひっそりと進めている計画があります。

ブログで書く文字もいいけどやっぱ動画だよね!?時代はさ!!

ということでYOU TUBEチャンネル計画進行しています!(まだ先でしょうけど…)

本当は今年、中国のミャオ族やアメリカのネイティブアメリカンにでも会いにいこうかな〜なんて思っていたのですが、コロナの影響でね〜…

でも今回のようなインタビューもそのうち動画を作るために撮影しようと計画中です!

動画の方が信憑性あるしね。

 

いずれは、クレイジージャーニーのような旅します!ぜひご期待ください!

 

tokyocamii.org

 

 

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江戸時代後期、明治初期の女性の髪型

先日、気になっていた謎が解決しましたので一応ご報告させていただきます!

江戸後期から明治初期によく作られていた女性の髪型についてなのですが…

よ〜く見ないとわかりづらい部分なので、是非目を凝らして見てみてください!!

 

 

こちらです!

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月岡芳年 東京自慢十二ヶ月 六月 入谷の朝顔   明治初期 江戸東京博物館

 

アップで見てみましょう!

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はい。この矢印の部分が完全に剃られているんですよね!

前髪部分のポンパドール部分だけが孤立するようにブロックになっています。

な、な、なぜ??

この絵を見た時本当に驚きました!!

  

こちらの絵もご覧ください!

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喜多川歌麿 青楼十二時 続 江戸時代末期 シカゴ美術館

 

こちらは、禿(かむろ)の女の子がガッチリ剃っているのがわかります。

遊女の方もうっすらラインが入ってます。

 

そしてこちらも。

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同じ時代の画家 葛飾北斎

こちらの遊女も前髪部分に分け目のような切れ目がありますね。

 

実際このあたりの年代に描かれた遊女は、大概このラインのような描写があります。

 

ずっとポンパドール状にあげた前髪の分け目の部分を「分かりやすくわざと」描いているのだと思っていましたが、どうやら細く剃っていたようですね!

 

が、しかしですよ!なぜわざわざ剃る必要があったのか?(ここがわからないんですよ!!)

パッと見は変な感じに見える気がするんだけどな〜…

 

とりあえず剃るメリットを並べてみます!

 

1、結髪師さんが髪をセットする時に結いやすくなる!

この時期に顔周りのちょろ毛のような小顔効果の上がるスタイルが流行っていたために、

前髪を分離させることによって他の短い毛を巻き込みづらくなった。

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2、前髪のあたりにザクザクに簪(かんざし)を差す際に、剃ることによって隙間ができて刺しやすい?固定されやすい?

ん〜〜〜〜〜…そんなことないよな〜…

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3、涼しい。

いやいや!さすがにリスクが大きすぎる!

 

ということで、まともな理由が思い浮かびませんでしたが、

まあ、おそらくセットしやすいっていうことだと思うんですけどね〜!

もしかしたら現代では考えられない便利な先人の知恵もあったかもしれないですし!

 

日本髪ほんと奥深いです!!

 

 

最後に、以前ご紹介した木戸松子さんがもしかしたら剃っていたかも!?

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剃られているように見えますね。分け目にしてはあきらかに太すぎます。

写真で見ると絵で見るより悪くないですね!

前髪をはっきりくっきり見せる効果もあったのかもしれませんね!

 

  
本当に些細な発見ではありましたが、とても興奮してしまいました!

男性や子供達だけが剃るものだと思っていたのが、バリバリに派手な女性達も当たり前のように剃っているのはとても意外でした!



見せ方の工夫や細かいこだわりが、この美しい時代を支えていたんだな〜と改めて感じました!

 

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室町、安土桃山時代 7 麒麟がくる 髪型一覧

NHK大河ドラマ麒麟がくる」は、みなさんご覧になっていますか?

今回は「麒麟がくる」の出演者さんの髪型について、独断と偏見でぶった斬っていきたいと思います!!

 

以前斎藤道三明智光秀については書かせていただきましたが、戦国の役者が揃ってきましたので主要出演者の方々の解説をさせていただきます!

 


まずは、この方「織田信長」(染谷将太さん)

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染谷さんが織田信長役を発表された時は、結構話題になりましたね!

髪型はといいますと、この時代にしていたとされる「茶筌髷(ちゃせんまげ)」に結っています。

しかし、明らかにトップを剃って「月代」にしていますね。

この時代に、前からトップまでを剃り上げる「月代のスタイル」は存在しませんので、これは明らかに間違いです。

なんなら織田信長肖像画で髪が生えている作品が圧倒的に多いので、信長は髪の毛があっていいと思います! 

印象としてのインパクトは薄くなってしまいますが、信長の肖像画のほとんどは「折髷(おりまげ)」ですので折髷であってほしかったな〜!

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お次は、「朝倉義景」(ユースケサンタマリアさん

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いや〜すごいいい雰囲気でてますよね!僕の中の朝倉義景のイメージぴったりな気がします!

 

肖像画はこちらです!

 

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義景は40歳で亡くなっているので、この肖像画に描かれている義景は亡くなる前くらいのイメージかと思われます。

こちらもユースケさんの髪の毛はたくさんあり、ガンガンの茶筌髷になっています。

あごひげもシュッと生えていますし、かなりの脚色されているのが気になりますね。

 

肖像画を見ると、やはり前もトップも薄くなっているいますが、横と後ろの毛はそこそこ毛量がありそうなので、折髷にした状態でもやや太めに作られているのがわかります。

ということで「麒麟がくる」で描かれている朝倉義景は、年齢の割に髪の毛がめちゃめちゃにある!ということですね!

 

現代で考えれば40歳ってとても若く見えますが、この時代は薄くなるのが本当に早かったんですよね…

現代と当時の大きな違いは、「衛生状態」にあるんです。

毎日シャンプーするってほんと大事だよ!頭皮と髪の状態がマジで変わります!!

 

お次はこちら、今川義元(ラブリンこと片岡愛之助

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こちらもイメージ的にラブリンにしかできない役だったかもしれません。

 

肖像画はこちら…

 

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んんん!??はい。残念ながら今川義元肖像画は、現在のところありませんでした。もしかしたら今後見つかれかもしれませんので期待しましょう!

ちなみに、この画像は「戦国無双」というゲームの今川義元なのですが、なぜこんなにふざけたキャラクターになっているかといいますと、今川義元はものすごくメイクが好きだったそうなのです!

当時、公家の服装や化粧(白塗りや麻呂眉、口紅、お歯黒など)がお偉い武将の中で流行りだったそう…

公家への憧れがつよかったのかなぁ〜(笑)

もちろん今川氏だけが好んでいたわけではありませんが、なぜか今川氏だけがこんな感じの表現になってしまっているようです…

なんかすごいかわいそ〜って言うか、その流行り『変』だよ!!

ということで、現代の若い男子はメイクをするのが当たり前的なかんじになってきていますが、今川義元がその走りという事でいいんではないでしょうか。

もちろんこちらのバカ殿も、

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あながち間違ってはいないということですね!


お次は、こちら斎藤義龍伊藤英明さん)

 

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以前のブログでも紹介しましたが、こちらが肖像画です。

 

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あいかわらずのたくましい頬毛ですね。そして相当ハゲています。

この見た目で義龍さん34歳という若さで亡くなっているので、おそらくこの肖像画もそのくらいの年代のイメージで描かれているのでしょう。
そして驚くべきは身長が197cmほどあったそうな。でかい!この時代では相当な迫力だったはずです!

という事で「麒麟がくる」では、随分カッコよくに描かれていますが、特徴的な頬毛だけはドラマで描いて欲しかった〜!

おそらく義龍さんもこだわりを持って伸ばしていたはずなので、これから先の伊藤英明さんの見た目にも期待ですね!

 

ちなみにお父様の斎藤道三本木雅弘さん)の最後の方はこんな感じでしたね!

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かっこいいのですが、やはりヒゲが違うのが気になります!!

 

最後は、徳川家康風間俊介さん)

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徳川家康の若い頃の肖像画がこちらです!(31歳くらいの時に描かれた絵)

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武田信玄に敗れた時に自戒の意味も込めて描かせたと言われている絵画です。

 なんだか味のある独特なタッチの描かれ方ですし、げっそりしているようにも見えます。

髪の毛はと言いますと、横の毛が結構生えていますが、前髪などはもう無さそうにみえますね…

強いて言えば、風間さんにヒゲがあれば言うことは無さそうです!

 

そして最後に、とても気になる竹千代くん(徳川家康の子ども時代)

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はい!変だよこの髪型!!トップだけ剃っちゃってるし!!

これもありえないよね〜!

と思いきや…ありえるんですっっっ!!!

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(十二ヶ月風俗図 土佐光吉 1500年代後半に描かれた絵画)

 

よ〜く見ていただくと男の子のほとんどがこんな変な髪型しちゃってます!(笑)

ちなみに女の子はポニーテールに結んで前髪は姫カットですね。

はい。これだけは間違いなく再現されていると思います!

実際、竹千代がやっていたかは定かではありませんが、やはりこの時代から河童スタイルはありました!!

 

後の江戸時代の子供の髪型について書いていますので、よろしければ合わせてお読みください。

 

ということで、まとめるとほとんどの武将がカッコよく脚色された髪型になっているといるという事ですね!

っていうか「茶筌髷」ってこの時代本当にあったんですかね!??

 

個人的には、現代で考える「茶筌髷」は実際にはなかったように思います。

あったとしても弱々しい毛量で無理やり作った形ではないかな〜と。

やはり男性の早期の薄毛問題は本当に深刻だったように思われます。

 

 

今後の『麒麟がくる』後半戦楽しみです!!

 

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