先日、国立博物館にて現在開催中の「三国志展」に行ってまいりました!
www.tnm.jp
いや〜良かったですよ!!とても貴重な物も展示されていたので三国志好きにはたまらん特別展だと思います!
今回の私の目的としましては、上のホームページにも載っていますが、コチラです!
コレをどーーーしても見たくて行ってきました!
これは、見るからに「船」ですね!なんかどっかで見た事ありません!??
説明にもかいてある通り『呉』の時代あたりのお墓からよく出土される物だそうです。
えぇ。これ「埴輪やん!!!!!」っていうことで、自分を抑える事ができないぐらいに興奮しましたね!
しかも「呉」といえば、
右下の沿岸部から南部、中部までを領土としていました。
現在の中国の地図がこちら
雲南省などの南部と言えば、以前にもご紹介していたこちら!
そうなんです!埴輪の元となる、たくさんの民族の方々が暮らしている地域なのです。
現在の上海も呉で、いまだにこの当時造られたお寺も残っていたりします!
呉のトップ「孫権」さんが建てたお寺「龍華寺」
以前上海に旅行に行った際に訪れましたが、迫力が凄かったです!
何度も修復がされているのでしょうが、1800年以上前のお寺が現存するのは圧巻でした。
話は戻りまして、三国志展で実際に見たあの船はやはり「埴輪」ですね!
お墓の付近で出土されているのを見ると、日本で発見されている埴輪との習慣も一緒ですし、間違いなく同じ民族もしくは、とても近い習慣をもった民族ということでしょう。完全に繋がりました!
すごい綺麗ですね!
こんなのもありました。
もう完全に埴輪ですよ!
そもそも三国志の時代というのは、西暦で180年〜280年頃と言われています。
はい。ぴったりなんですよ!ちょうど古墳時代の始まりとね。
三国志の時代に「呉」が敗れて、国を追われて人々が日本に逃げて来ていたのなら、そこから埴輪や古墳の文化が始まったとするとドンピシャで繋がるんですよね。
古墳の形をした器物
『呉』のお隣の『蜀』の国で作られていた土像はちょっと違った感じでした。
これらもお墓の周りにあったそうです。
すごいニコニコしててクオリティが高いですよね!
あれ!?これもどっかで見た事あるなぁ!!
これに似てますね!作風が近い気がする。 古墳時代の後の飛鳥時代ですね。
こちらは、『魏』の時代に描かれた壁画だそうです。
だいぶ見えづらいですが、こちらもまるでコレですね!
男性が被っている物なんかは、とても似ているように見えます。
まあ、とりあえず我々の祖先は中国の各地域の人々であり、いろんな理由で大陸から渡ってきた人達なんだぁと改めて実感しました。
そんな大陸から渡ってきた人達も覇権を領土を争い、日本の歴史を作ってきたのでしょうね。
なんとなく、ぼやけていたこの辺の歴史が見えてきたような気がします。
9月16日まで「三国志展」開催中ですので是非おすすめです!!
最後に三国志とは別件で、こんな物見つけちゃいました!!
時代的にだいぶ違うのですが、アイマスクだそうです。
なんのためのアイマスクなのか?寝れない夜のため?サングラス代わり!?
こちらも古墳で発見されたそうなので、死者を弔うための物か、お葬式などの儀式に使う物なのかはわかりませんが、これってあれに似てますよね!
遮光器土偶!
まあだいぶ時代がちがうので何とも言えませんが、こういう発想の方面で当たってる気がする!(笑)
ちなみに上のアイマスクは、中国のウイグル自治区のアスターナ古墳で発見され、6世紀くらいの物だそうです。(国立博物館 東洋館に展示されています。)
やっぱ中国一周の旅したいわ!
本当に国立博物館は楽しいです!毎回発見があって絶対一周しちゃいますね!
すべて見きれないほどデカイのですが、心の底からオススメです!!